ウルトラファインバブルは魚の鮮度を長期間保てるのか?
魚好きにとって気になるのが「魚の鮮度」です。
魚の鮮度は時間が経つほど急激に落ちていきます。
特にサバなどの青魚は足が速く、保存処理なしでは翌日は食べられません。
そんな中、魚の鮮度を長期間保てる技術といわれているのが「ウルトラファインバブル」です。
では、なぜウルトラファインバブルは魚の鮮度に影響があるのでしょうか。
今回は、ウルトラファインバブルは魚の鮮度を長期間保てるのかについてわかりやすくご紹介します。
そもそもウルトラファインバブルで魚の鮮度を長期間保てるのか?
結論、ウルトラファインバブルは魚の鮮度を長期間保つことができます。
理由はウルトラファインバブルの中に「窒素」を封入することで長期間保つことができるからです。
ウルトラファインバブルは目的に応じてさまざまな気体を封入することができる
ウルトラファインバブルは、使用目的に合わせてさまざまな気体を封入することができる超微細気泡です。
使用目的と封入する気体は次の通りです。
使用目的 | 気体 |
洗浄・清掃 | 空気 |
溶存酸素増加・養殖魚貝類の活性化 | 酸素 |
酸化防止・鮮度保持 | 窒素 |
酸化、殺菌、高度水処理 | オゾン |
血流促進、中和処理 | 二酸化炭素 |
ちなみにウルトラファインバブルは封入する気体を入れ替えることで、まったく逆の効果を発生させることができます。
例えば「窒素」と「酸素」ではまったく逆の効果になります。
ウルトラファインバブルに「窒素」を封入すると魚の鮮度を長期間保てる理由
ウルトラファインバブルに窒素を封入すると魚の鮮度を長期間保つことができます。
理由はウルトラファインバブルの中に窒素を封入すると「酸化抑制効果」があるからです。
窒素とはどんな気体なのか?
窒素とは「食品の鮮度維持」には、なくてはならない気体です。
窒素には主に次のような特徴があります。
色 | 無色 |
におい | 無臭 |
酸素との関係 | 窒素を密封された容器に充填すると酸素を追い出すことができる |
酸化について | 高い酸化防止効果がある |
食品の鮮度 | 食品の香りや味などの鮮度を維持できる |
安全性 | 食品にも飲料にも反応しないので安全性が高い |
健康面 | 人の健康にはまったく問題ない |
引火性 | なし |
爆発性 | なし |
このように窒素は人の身体にも安全で、引火や爆発などの危険性もまったくありません。
そのため魚の鮮度維持にも問題なく使うことができます。
魚が劣化する仕組み
こちらでは魚が劣化する仕組みについてわかりやすくご紹介します。
魚が劣化する理由は主に次の2点です。
油脂分の酸化
油脂分の酸化とは、脂質内にある多価不飽和脂肪酸が空気中の酸素と結合して起こる劣化現象のことです。
魚の体内には、大量の脂質があります。
脂質が酸化することで、変色したり、異臭がしたり、味に変化が発生します。
サバやイワシなどの青魚が酸化が早い理由は、脂質の中でも特に酸化が早い高度不飽和脂肪酸が多く含まれているからです。
魚に限らず物質は酸化すると、元の状態よりも劣化して悪い状態になります。
好気性細菌の増殖による腐敗
好気性細菌とは空気があることでどんどん増殖していく菌のことです。
好気性細菌の増殖による腐敗の仕組みは、微生物が酸素呼吸しながら有機物(魚など)を分解する仕組みです。
具体的に腐敗とは、腐敗細菌・真菌・酵母などの微生物が、タンパク質やアミノ酸などの窒素化合物を分解した時に起こります。
腐敗した時にくさい臭いがするのは、窒素化合物を分解した時にアンモニアが発生するからです。
油脂分の酸化と好気性細菌の増殖による腐敗の2点から、魚の劣化を止めて、鮮度を長期間保つためには魚に「酸素」を触れさせないようにする必要があります。
その方法がウルトラファインバブルに「窒素」を封入することで魚の劣化を止めて、鮮度を長期間保つ方法です。
ウルトラファインバブル窒素水を使うメリット
こちらでは魚の長期保存にウルトラファインバブル窒素水を使うメリットについてご紹介します。
※魚を-1~-2℃の冷ウルトラファインバブル窒素の中に保存した場合
約3週間以上「生」の状態が保たれる
一般の魚は数日でダメになるが、ウルトラファインバブル窒素水を使うと冷凍せずに約3週間以上「生」の状態を保つことができます。
正確にはマグロで約20日間、サバ・マダイで約5日間までは生で刺し身で出すことが可能です。
生臭さがでない
魚は「生」の状態で数日冷蔵すると生臭さがでます。
ウルトラファインバブル窒素水を使うと生臭さがでずに、水揚げしてすぐの状態を維持できます。
結果、魚の生臭さが嫌いな人でも食べることが可能です。
薬品を使用していないので安全
一般的に魚や肉を長期保存するには保存剤の中に漬けて長期保存されます。
ところがウルトラファインバブル窒素水を使うと、原料は水と窒素なので、薬品を一切使わず安心、安全です。
結果、小さなお子さま、妊婦さんも安心して新鮮な魚を食べることが可能です。
長期間保存された魚を「生」で美味しく食べるには?
長期間保存された魚を「生」で美味しく食べる時には、ウルトラファインバブル(酸素封入)水を利用してください。
理由は窒素と酸素は真逆の効果があるからです。
長期間保存された魚をウルトラファインバブル(酸素封入)水に一定時間浸すと、窒素とは逆に魚の内部に酸素が行き渡り、魚本来の色が保持され柔らかくなり菌が殺菌され味が美味しくなります。
家庭で簡単にウルトラファインバブル水を手に入れるには?
家庭でも簡単にウルトラファインバブル水を使って、魚を美味しく食べることができます。
やり方は「ウルトラファインバブル生成ノズル」を家庭の水道管につなぎ蛇口をひねるだけです。
たったこれだけでウルトラファインバブル水ができ、魚を美味しく食べることができます。
まとめ
今回は、ウルトラファインバブルは魚の鮮度を長期間保てるのかについてご紹介しました。
結論、ウルトラファインバブル窒素水は魚の鮮度を長期間保つことが可能です。
また逆に、ウルトラファインバブル酸素水を使うことで「生」の状態で美味しく魚を食べることができます。
もし現在、鮮度の高い魚を美味しく食べたい方は、ぜひ今回の記事を参考にしてウルトラファインバブル水をお試しになってみてはいかがでしょうか。
家中まるごと ウルトラファインバブルについてもっと詳しく知りたいのでしたら、お問い合わせフォームや、フリーダイヤル0120-878-167(9:00〜19:00)までお問い合わせください。