ウルトラファインバブルは断水時の備蓄水として使える!
災害の時に貴重な「水」を備蓄できてますか?
災害の影響によっては「断水」になる可能性があります。
もし断水になると、飲料水はもちろん、トイレや入浴、調理など、生活に必要な水が不足し、非常に困難な状況に陥ります。
人は水なしでは生きていけません。
そこで活躍するのが「ウルトラファインバブル」です。
今回はウルトラファインバブルは断水時の備蓄水として使えるのかについて、どこよりもわかりやすくご紹介します。
そもそもウルトラファインバブルは断水時の備蓄水として使えるのか?
結論、ウルトラファインバブルは断水時の備蓄水として使えます。
その理由は、水は「ウルトラファインバブル水」になると菌やウィルスなどが繁殖しにくくなるからです。
ウルトラファインバブルには菌やウイルスを攻撃して増殖を抑制する殺菌効果があります。
そのためウルトラファインバブル水は汚染に強く、清潔なので、備蓄水として保存しておくことが可能です。
よって断水時にキレイな水を使うことができます。
ウルトラファインバブルが菌やウイルスを攻撃して増殖を抑制してくれる理由は次の3つの効果があるからです。
1.マイナス帯電効果
2.表面吸着効果
3.衝撃圧力効果
これらの効果により、ウルトラファインバブル水は高い殺菌効果を発揮し、備蓄水としてタンクなどに安全に保管することができます。
ウルトラファインバブルとは何か?
ウルトラファインバブルとは、「超微細気泡(ちょうびさいきほう)」と呼ばれる微細な気泡のことです。
その大きさは「0.000001mm(100万分の1ミリメートル)」という小ささしかありません。
あまりにも小さいため、普通の光学顕微鏡ではその姿を見ることは不可能です。
参考までに、タバコの煙の粒子がおよそ100nm(0.0001mm)程度であることを考えると、
その差は歴然です。
ウルトラファインバブルを見るには、電子顕微鏡で数十万倍から百万倍まで拡大する必要があります。
ウルトラファインバブルのこの小さな気泡には想像を超える「強力な潜在能力」が隠されています。
災害時には水道は止まる!
近年、日本各地で地震や台風などの自然災害が頻発しており、私たちの生活に大きな影響を与えています。
その中でも、特に深刻な問題となるのが水道が止まる「断水」です。
断水になると、日常生活を送る上で大変不便になります。
こちらでは災害時に断水になる理由についてご紹介します。
①水道インフラが壊れるから
1つ目の理由は水道インフラが壊れるからです。
地震や台風などの自然災害が発生すると、地震で地盤がズレることで水道管が破裂したり、土砂崩れで設備が埋まったりします。
すると水道管や浄水施設が壊れることがあります。
これにより断水になるかもしれません。
②停電により送水ポンプが停止するから
2つ目の理由は停電により送水ポンプが停止するからです。
水道水を自宅まで送水するにはポンプの力で送水しています。
ポンプを動かすには電気が必要です。
ところが災害で停電が起きると、ポンプが動かなくなり、水を供給できなくなります。
これにより断水になるかもしれません。
③水源の汚染
3つ目の理由は水源の汚染です。
洪水や津波が発生すると河川・貯水池・地下水などは、泥や汚染物質が入り、水が濁ってしまうため水源が使えなくなることがあります。
当然浄水場が水を浄水しますが、一度に大量の汚染水だと処理しきれません。
これにより断水になるかもしれません。
これら3つの理由から、災害時には水道が止まりやすく、日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。
人は1日にどれくらいの水が必要なのか?
災害時になると、水が止まる可能性があります。
では、人は1日にどれくらいの水が必要なのでしょうか。
こちらでは飲料水・調理用水・衛生用水・簡易トイレに分けて解説します。
①飲料水
人が1日に必要な飲料水は約 2〜3Lです。
人間の体は1日に約2Lの水分を汗や尿などで失います。
暑い日や運動時はさらに増えるので3L以上は必要といわれています。
②調理用水
人が1日に必要な調理用水は0.5〜1Lです。
この量はインスタントラーメンのような簡易的な食事の場合になります。
普通の食事だともっと必要です。
③衛生用水
人が1日に必要な衛生用水は約0.5〜1Lです。
衛生用水とは手洗い、洗顔、歯磨きなどで最低限の身だしなみを保つための水になります。
④簡易トイレ
人が1日に必要な簡易トイレの水量は1〜3リットル程度です。
災害時、トイレは深刻な問題となります。
断水により水洗トイレが使えなくなると、衛生環境は著しく悪化し、感染症のリスクが高まります。
そのため、簡易トイレの水の備蓄は非常に重要です。
災害時には水道水が濁る
たとえ上水道のインフラが無事でも、災害時には水道水が濁ることがあります。
濁った水には、土砂や微生物、金属などが混入している可能性があります。
飲用はもちろん、調理や洗濯など、生活用水としての使用にも注意が必要です。
こちらでは災害時に水道水が濁る理由についてご紹介します。
①水圧の急激な変化
1つ目の理由は水圧の急激な変化です。
災害時に水道の使用が一時停止したり、復旧時に急に水が流れたりすると、水圧が不安定になります。
この変化が水道管の流れを乱し、内壁に付着していた汚れや微粒子が剥がれて水に混入します。
特に古い水道管では、内部の腐食が進んでいる場合が多いです。
また火災の際に消火栓を使用することで、水道管内の水流が急激に変化し、内部に蓄積された鉄分が剥がれることも濁りの原因の1つです。
②水源の汚染や濁り
2つ目の理由は水源の汚染や濁りです。
上水道の水源が河川、湖、地下水だった場合、災害時には大きな影響を受けることがあります。
例えば、大雨や洪水で土砂が水源に流れ込むと、水源自体が濁ります。
浄水施設が稼働していても、処理能力を超える濁度(にごり具合)になると、完全にきれいな水に戻せず、濁った水が供給される可能性があります。
③浄水処理の不完全さ
3つ目の理由は浄水処理の不完全さです。
災害時には停電や機械の故障で浄水施設の機能が一時的に不安定になることがあります。
通常はろ過や薬剤処理で除去されますが、不安定になると微粒子や有機物が残り、水道水に濁りや異臭をもたらすことがあります。
水道水は塩素消毒をされてないとどうなるのか?
現在、日本の水道水は塩素消毒をされています。
そのため菌やウィルスが繁殖できません。
よって飲み水として飲めます。
ところが停電などの災害が発生すると、塩素消毒を行うための機械が停止し、水道水が滅菌できなくなる可能性があります。
すると、日常生活では遭遇しない様々な菌やウィルスが増殖する可能性が高まり、生水での飲用はできなくなるかもしれません。
水道水が塩素消毒されないと増殖する菌やウィルスとは?
水道水が塩素消毒されないと増殖する菌やウィルスには次のようなものがあります。
①大腸菌
大腸菌とは、腸内細菌の一種で、ほとんどの株は無害ですが、一部(O157など)は激しい下痢や食中毒などを引き起こします。
②サルモネラ菌
サルモネラ菌とは、人をはじめ、牛や豚やにわとりなどの家畜の腸内、河川・下水など自然界に広く生息している細菌です。食中毒の原因菌で、腹痛、発熱、下痢などを引き起こします。
③レジオネラ菌
レジオネラ菌とは河川、湖水、温泉や土壌などに生息している細菌です。
重度の肺炎を引き起こす病原体として有名です。
④ノロウイルス
ノロウイルスとは、汚染された水を介して容易に広がるウィルスです。
感染すると激しい下痢や嘔吐などを引き起こします。
ウルトラファインバブルには菌やウイルスを抑制する効果がある!
ウルトラファインバブルには菌やウイルスを抑制する効果があります。
その理由はウルトラファインバブルには次の3つの効果があるからです。
①マイナス帯電効果
マイナス帯電効果とは、ウルトラファインバブルの気泡表面が負電荷を帯びる状態のことです。
これにより濁った水の汚れを気泡の表面に引き付けます。
②表面吸着効果
表面吸着効果とは、ウルトラファインバブルの気泡の表面に汚れを吸着させることができる効果のことです。
これにより濁った水に浮遊するさまざまな汚れを気泡の表面に吸着させます。
③衝撃圧力効果
衝撃圧力効果とは、ウルトラファインバブルの気泡が破裂して汚れを粉々に破壊する効果のことです。これによりウルトラファインバブルが破裂する際に発生する高圧の衝撃波が、濁った水の汚れを微細に分解します。
ウルトラファインバブルで備蓄水をつくると災害時にも安心
ウルトラファインバブルで備蓄水をつくると災害時にも安心して備蓄水を使うことができます。
やり方は水道水からウルトラファインバブル水をつくり、備蓄タンクに貯水するだけです。
貯水中した水は腐らず、しかも菌やウイルスを発生させません。
もしもの時にも家族は汚れがなく、清潔で、キレイな水を飲むことができます。
まとめ
今回はウルトラファインバブルは断水時の備蓄水として使えるのかについてご紹介しました。
災害が激しい場合には、通常断水し、水が使えなくなります。
そうなると飲み水や生活用水の確保が困難になり、日常生活に大きな支障をきたします。
ところがウルトラファインバブルで備蓄水をつくっておけばもしもの時も安心です。
日頃からウルトラファインバブルを活用した備蓄水を準備しておくことで、災害時にも安心して生活を送ることができます。