ウルトラファインバブルで「牛乳」は賞味期限を延ばすことができる?
飲み物の中でも特に賞味期限が短いのが「牛乳」です。
なぜなら牛乳は容器を開けると腐敗がどんどんすすむからです。
結果、賞味期限切れになり、捨ててしまうケースがよくあります。
ところで牛乳の賞味期限を延ばしてくれるのが「ウルトラファインバブル」です。
今回は、ウルトラファインバブルで「牛乳」は賞味期限を延ばすことができることについて、どこよりもわかりやすくご紹介します。
そもそもウルトラファインバブルで牛乳の賞味期限は延びるのか?
結論、ウルトラファインバブルで牛乳の賞味期限は延びます。
その理由は牛乳を「超高濃度ウルトラファインバブル化」するからです。
牛乳は超高濃度ウルトラファインバブル化すると、次の2つの効果で賞味期限を延ばすことができます。
1.圧壊エネルギーによる殺菌効果
2.誘電分極する水酸基などの抗菌効果
ウルトラファインバブルとは何か?
ウルトラファインバブルとは「超微細気泡(ちょうびさいきほう)」のことです。
大きさは「0.000001mm(1mmの1/1000000)」しかない小さな泡です。
そのため目視、さらには顕微鏡でも見ることができません。
ただしこの小さな泡は恐るべき「力」を持っています。
牛乳は「生乳」のままだとどれくらい持つのか?
一般的に乳牛から搾った「生乳(せいにゅう)」は、すぐに低温冷蔵しないと「腐敗」がすすみダメになります。
生乳は集乳の時、成分、細菌数、抗生物質の有無などが厳しく検査され、基準をクリアしないものは「廃棄」されます。
またちょっとでも「菌」が入ると商品としては使えません。
❶生乳と牛乳の違い
生乳と牛乳はまったくの別物です。
違いは次の通りです。
1.生乳(せいにゅう)
生乳とは、乳牛から搾ってすぐの一切の殺菌処理をしてない乳のことです。
2.牛乳(ぎゅうにゅう)
牛乳とは、生乳に何らかの殺菌処理(主に加熱殺菌)をした乳のことです。
❷搾乳後の流れ
こちらでは乳牛から乳を搾った後の流れについて簡単にご紹介します。
1.乳牛にミルカー(搾乳機)を取り付けて乳搾りをする(搾ったばかりの生乳は35℃位ある)
2.搾乳した生乳はパイプラインを通ってバルククーラー(冷蔵貯蔵タンク)に集められる
3.ここで最初の1時間で10℃まで冷やす
4.さらに2時間以内に4℃まで冷やす
5.酪農家の生乳を保冷タンクローリーが収集にくる
6.工場に着いた保冷タンクローリーの生乳は、厳重な受入検査が行われる
7.検査に合格した生乳だけが加熱殺菌処理をされて牛乳になる
牛乳が腐る理由
牛乳が腐る理由は、牛乳の中に微生物が好む栄養素が豊富で、常温になると微生物が活発に活動するからです。
微生物が好む栄養素とは主にタンパク質・脂肪・糖です。
❶牛乳のタンパク質・糖質を好む細菌
牛乳のタンパク質・糖質を好む細菌は次の通りです。
1,結核
2.ジフテリア
3.猩紅熱
4.腸チフス
5.大腸菌
6.リステリア菌
7.サルモネラ菌
❷牛乳の糖を好む菌
牛乳の糖を好む菌は乳酸菌です。
乳酸菌は一般的に「善玉菌」といわれていますが、牛乳の糖を消費して酸を発生させ、牛乳の腐敗をすすめる菌でもあります。
❸カビの発生
牛乳は腐るだけでなくカビも発生します。
湿度が60%以上になると急速にカビの増殖がすすみます。
牛乳の腐敗を防ぐには?
牛乳の腐敗を防ぐには「加熱殺菌」をすることです。
加熱殺菌とは食品や物品の中にいる微生物に「熱」を加え消滅させる方法のことです。
牛乳に熱を加えることで、牛乳に感染しているさまざまな細菌・病原菌を消滅させることができます。
牛乳の加熱殺菌にはどんなものがあるのか?
こちらでは牛乳の加熱殺菌の種類についてご紹介します。
❶低温殺菌
牛乳の低温殺菌とは、生乳を63〜68℃で30分間加熱して殺菌する方法のことです。
低温殺菌には次の2つの種類があります。
1.低温保持殺菌 | 保持式で63~65℃で30分間加熱殺菌する |
2.連続式低温殺菌 | 連続的に65~68℃で30分間加熱殺菌する |
❷高温殺菌
牛乳の高温殺菌とは、生乳を72〜75℃の間で、15秒以上、または15分以上加熱殺菌する方法のことです。
高温殺菌には次の2つの種類があります。
1,高温保持殺菌 | 保持式で75℃以上で15分以上加熱殺菌する |
2.高温短時間殺菌 | 連続的に72℃以上で15秒以上加熱殺菌する |
❸超高温殺菌
牛乳の超高温殺菌とは、生乳を120〜150℃で1〜3秒間加熱して殺菌する方法のことです。
超高温殺菌は次の1種類があります。
1.超高温瞬間殺菌 | 120~150℃で1~3秒間加熱殺菌する |
一般的に、現在市場に流通している牛乳は、低温殺菌・高温殺菌・超高温殺菌のいずれかで殺菌されています。
そのため低温冷蔵で封を開けない限り、賞味期限まで腐ることはありません。
牛乳に感染しやすい病原菌と対策
牛乳は加熱殺菌しないと「病原菌」が感染しやすい飲み物です。
こちらでは牛乳に感染しやすい病原菌と対策について簡単にご紹介します。
1.サルモネラ菌
人がサルモネラ菌に感染した時の症状は下痢・腹痛・嘔吐・発熱などが発症します。サルモネラ菌が感染した牛乳は75℃以上で1分以上加熱すると死滅します。
2.黄色ブドウ球菌
人が黄色ブドウ球菌が感染した時の症状は吐き気・嘔吐・下痢などが発症します。
黄色ブドウ球菌が感染した牛乳は75℃で1分以上加熱すると殺菌できます。
3.リステリア
人がリステリアに感染した時の症状は38〜39℃の発熱・頭痛・嘔吐などが発症します。
リステリアが感染した牛乳は75℃以上で1分間以上加熱することで殺菌されます。
このように食中毒を起こすおそれがある細菌は加熱殺菌をすることでほとんど死滅させることが可能です。
牛乳を加熱殺菌することでのデメリット
牛乳は加熱殺菌することで、販売することができます。
ただし加熱殺菌は良いことばかりではありません。
こちらでは牛乳を加熱殺菌をすることで発生するデメリットについてご紹介します。
1.成分に関するデメリット
・ビタミンC、D、Eが消失する
2.臭い・香り
・硫化物を生成し牛乳本来の香りを消失する
3.設備にかかる費用
・蒸気発生ボイラーなどが必要で設備が高額になる
4.安全性
・発がん性の過酸化水素が発生するおそれがある
5.保存期間
・長期保存ができない
また牛乳はどんなに加熱殺菌しても、開封後は空気中から菌が混入するため、早く飲み切る必要があります。
加熱殺菌によるデメリットを解消するにはウルトラファインバブルがおすすめ
ウルトラファインバブルを使えば、牛乳の加熱処理で発生する数々のデメリットを解消することができます。
その理由はウルトラファインバブルには次の2つの効果があるからです。
❶圧壊エネルギーによる殺菌効果
ウルトラファインバブルが圧壊すると、周囲に強い衝撃波が発生します。
この衝撃波が菌の細胞壁を破壊し、菌を死滅させます。
❷誘電分極する水酸基などの抗菌効果
誘電分極とは、誘電体(電気を通さない物質)に電圧をかけた時に、プラスの電極に近い表面がマイナスの電気を帯び、マイナスの電極に近い表面がプラスの電気を帯びる現象のことをいいます。
この時、水酸基(-OH)は、その極性が高いため強く分極します。
誘電分極した水酸基は、菌の細胞膜に強く吸着し、酸化作用が強くなり、菌の細胞膜を酸化し、機能を狂わせることで抗菌効果を発揮します。
ウルトラファインバブルを活用することでのメリット
こちらではウルトラファインバブルを活用することで牛乳に発生するメリットをご紹介します。
1.成分
・ビタミンC、D、Eはそのまま現存する
2.臭い・香り
・非加熱殺菌のため加熱殺菌のような臭いや香りはなく、牛乳本来の香りがする
3.設備にかかる費用
ウルトラファインバブルの設備のみなので、安価に設置できる
4.安全性
非加熱殺菌のため発がん性物質の生成はなし
5.保存期間
比較的長期間の保存ができる
ウルトラファインバブルを活用すると、圧壊エネルギーによる殺菌効果、誘電分極する水酸基などの抗菌効果が働きます。
そのため牛乳本来の味・香りが残り、安全性が高まり、賞味期限も延ばすことができます。
家庭で簡単にウルトラファインバブルを使うには?
家庭の水道水を簡単にウルトラファインバブル水に変えることができます。
やり方は「ウルトラファインバブル生成ノズル」を家庭の水道管につなぎ蛇口をひねるだけです。
たったこれだけでウルトラファインバブル水をつくることができます。
これによりカルキ臭がなく、安全で、おいしい水を飲むことが可能です。
まとめ
今回は、ウルトラファインバブルで「牛乳」は賞味期限を延ばすことができることについてご紹介しました。
牛乳は細菌・カビ・腐敗に弱い飲み物です。
これまでは設備費用が高額な加熱殺菌が行われていました。
今後は設備が安価で、安全で、保存期間が長くなる「超高濃度ウルトラファインバブル」を用いた非加熱殺菌に置き換えられることが予想されます。
これにより消費者は価格が安く、本来の味と香りを残す牛乳を飲むことができることでしょう。
家中まるごと ウルトラファインバブルについてもっと詳しく知りたいのでしたら、お問い合わせフォームや、フリーダイヤル0120-878-167(9:00〜19:00)までお問い合わせください。